有限会社田中農場(鳥取県八頭町、代表取締役:田中里志)は、令和8年産新米の予約受付を2026年6月末より開始します。今年の新米予約でも、白米・玄米の両方で販売し、年間契約・定期便にも対応します。 価格は昨年度と同価格に据え置き、価格や天候、需給の不確実性がある中でも、年間を通じて計画的にお米を受け取れる販売体制を整えます。 田中農場の主力となる平野部での米づくりでは、近年続く猛暑や水不足のリスクを見据え、前年秋からの土づくり、深耕、肥培管理に加え、70kg級の大型ドローンを新たに導入します。稲の生育後半に必要となる追肥作業の省力化と適期対応を進め、猛暑の時代にも品質を支える米づくりに取り組みます。 また、令和5年の豪雨被害から復旧を進めてきた、扇ノ山の中腹に位置する標高600mにある冷涼な源流域の田んぼでは、3年越しに全面復旧を迎えた「天空源流こしひかり」も予約販売します。 ■ 代表・田中里志が語る、令和8年産新米のいま 令和8年産新米の予約開始にあたり、代表の田中里志が、今年の田植えの進捗、猛暑への備え、70kg級大型ドローンの導入、そして3年越しに全面復旧した「天空源流こしひかり」についてお話ししています。 ■ 今年の米づくりは、猛暑への備えから 近年、米づくりの現場では、猛暑や高温障害、水不足など、気候変動の影響を強く受ける場面が増えています。 田中農場では、令和8年産の米づくりを、昨年秋の稲刈り後から始めています。田んぼに堆肥をまき、しっかり深く耕すことで、稲が強い根を張れる土を整えてきました。 田植えは5月のゴールデンウィーク明けから開始し、動画撮影時点の6月10日現在で約6割まで進んでいます。今年の春は苗の生育は順調だった一方、4月に雨が多く、田んぼが乾きにくかったため、耕うん作業にはやや遅れも出ました。ただし、現在は後半に向けて盛り返しながら、順次田植えを進めています。 田中農場では、ポット育苗、マット苗、乾田直播、湛水直播の4つの方法を組み合わせて栽培を行っています。ひとつの方法に偏るのではなく、田んぼの条件や作業時期に合わせて複数の方法を使い分けることで、限られた田植え適期の中で、広い面積の米づくりを進めています。 ■ 70kg級の大型ドローンを導入。猛暑時代の追肥作業を支える 今年7月には、70kg級の大型ドローンを新たに導入します。 近年の猛暑では、春に施した肥料が高温によって想定より早く分解され、稲の生育後半で肥料が不足する課題が出ています。従来は、出穂前後の暑い時期に、人が背負式の機械を使って田んぼを歩きながら追肥を行う必要があり、広い面積を管理するうえで大きな負担になっていました。 今回導入する大型ドローンにより、必要な時期に、必要な場所へ、より効率的に追肥を行うことが可能になります。 田中農場では、2019年に大型ドローンやGPS直進アシスト機能付き田植え機を導入して以降、GPS機能付きトラクターやスマート農機を活用しながら、栽培面積の拡大と品質維持の両立に取り組んできました。今回の大型ドローン導入も、単なる省力化ではなく、猛暑が続く時代において稲の生育を最後まで支えるための投資です。 ※2020年から導入しているDJI T20。現在は20kg級が3倍以上の70kg級になります。 ■ 冷涼な源流域で育つ「天空源流こしひかり」も予約販売へ 田中農場の主力栽培は、八頭町内の平野部を中心に行っています。一方で、猛暑の影響を受けにくい特別な環境で育つお米として、「天空源流こしひかり」も展開しています。 「天空源流こしひかり」は、扇ノ山の中腹、標高の高い姫路地区の田んぼで育てるコシヒカリです。この地域は平野部と比べて気温が5〜6℃ほど低く、夏場でも夜温が下がりやすい冷涼な環境にあります。 お米にとって、夜の気温が高い状態が続くことは品質低下の大きな要因になります。冷涼な源流域で育つ「天空源流こしひかり」は、猛暑が続く時代だからこそ、その価値が改めて見直されるお米です。 この田んぼは、令和5年の豪雨により大きな被害を受けました。その後、復旧を進め、今年は3年越しに全面復旧を迎えています。透明感のある粒、甘み、粘り、香りをしっかり感じていただける、田中農場としても特に大切に育てているお米です。 標高600メートル、八頭町・姫路地区の田んぼ ※天空源流こしひかりの新米価格やご予約は8月頃を予定しています。 ■ 6月末より予約開始。白米・玄米を選べ、年間契約にも対応 令和8年産新米の予約受付は、2026年6月末より開始します。 昨年度は、全国的なお米不足や米価上昇の中、予約開始以降、多くの注文をいただきました。今年も、価格や天候、需給の見通しが不確実な中で、早めに新米情報をお伝えし、計画的にお米をお届けできる体制を