岡野バルブ製造株式会社(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:岡野武治)は、クラウドベンダーである株式会社オルターブース(本社:福岡市)との共同開発による、製造業向け調達支援システム「IoM調達」のα版を提供開始いたしました。 現在、原材料の高騰やサプライヤーの廃業により、日本のモノづくりを支える「調達網」は危機に瀕しています。本システムは、岡野バルブ製造が100年培ってきた製造現場のリアルな知見と、オルターブースの最先端クラウドテクノロジー(AI学習等)を融合。見積もりから納品までのアナログな業務を一気通貫で半自動化し、モノづくり企業の調達部門を「作業」から解放することで、新たなサプライチェーン開拓に注力できる「戦略的な調達基盤」の構築を実現します。 なお、今回のα版提供開始に伴い、本日よりサービスサイトを公開するとともに、先着10社限定でトライアルモニター企業を募集いたします。 なぜ、岡野バルブ製造が調達支援システムを展開するのか 《前身のサービスを通じて見えた調達現場の切実な悩み》 今回のIoM調達の開発を進める背景には、2016年から展開してきた加工受託の受発注マッチングサービスの運営を通じて見えてきた「調達現場の切実な悩み」があります。サービスの利用企業を対象にした調査では68.2%が「調達の難易度が年々高まっている」と回答するなど、年を追うごとに調達環境が厳しくなっている様子が浮かび上がりました。 一方で日本の製造業全体を見渡すと、原材料の高騰やサプライヤーの休廃業など外部要因による調達不安が深刻化する中、安定した調達網の再構築は多くの企業にとって急務となっています。そうした環境にありながら調達部門の担当者は日々の業務に忙殺され、代替先の確保まで十分に手が回っていないのが実状です。 《日本のモノづくりを支える新たな調達基盤へ》 岡野バルブ製造は発電用バルブの製造やメンテナンスを手がけるモノづくり企業です。創業以来、発電プラントに敷設される一品一様のバルブを、設計から素材開発、機械加工、溶接、組み立て、検査に至るまで一気通貫の体制で手がけてきました。 今回のIoM調達の展開は、受発注マッチングサービスの運営からより踏み込み、単なる業務効率化ツールとしてではなく、調達部門とサプライヤー双方が価値を生み出し、日本のモノづくりを支える新たな調達基盤を目指しています。サービスを導入した企業での調達業務の効率化によって生まれた時間を、新規調達先の探索やサプライチェーン強化へ振り向け、サプライヤー側においても営業・事務負荷を軽減し、本来注力すべき製造や技術開発へ集中できる環境づくりを支援することで、日本のモノづくり基盤の維持・再構築に少しでも貢献したい次第です。 【共創】「リアルテック集団×デジタルテック集団」によるサービス展開 今回のシステム開発は、クラウドベンダーであるオルターブース(本社:福岡市)とともに進めてきました。オルターブースはクラウドテクノロジー、特に Microsoft Azure を軸にしたDX支援に強みを持つIT企業です。2026年3月には岡野バルブ製造のグループ企業の一員となり、IoM調達は両社のシナジーを融合させて展開する製造業向けに特化した初のサービスとなります。 発電用バルブの製造、メンテナンスを軸とする岡野バルブ製造とIT、AIソリューション開発のスペシャリスト集団であるオルターブース。リアルテック集団とデジタルテック集団による強みとシナジーをかけ合わせた今回のサービス展開を通じ、製造業の未来を切り拓く新たな価値を提供してまいります。 【解決策】調達業務の「モヤモヤ…」を「スッキリ!」へ IoM調達は、受発注業務に加え、納期管理、納品対応、取引先管理などの機能を搭載し、調達に関わる一連の業務を一元的に管理・対応できる仕様となっています。サプライヤー管理、調達分析などもでき、単なる調達管理ツールから一歩踏み込んだ「戦略的な調達管理業務」が可能です。さらに低コストかつ短期間で導入でき、案件ごとの進捗や対応状況を見える化して共有可能なため、多品種少量生産のモノづくりの現場で起こりがちな作業の抜け・漏れといった人為的ミスの削減でも効果を発揮します。 今回提供を開始したα版では、IoM調達の基幹機能をモニターとしてご体験いただけます。専用ソフトウェアのインストールが不要なため、ブラウザがあれば即利用可能です。まずは実際の業務フローに照らし合わせ、情報共有のスピード感や操作性をお確かめください。 《サービスの特徴》 《AI学習による「半自動化」で業務を最適化》 調達で欠かせない見積もり、発注、検収、納品といった一連の業務における過去の対応状況を基にAIによる学習機能を駆使して「半自動化」。最適な調達ルートを提