2026(令和8)年 3月 29日 国立大学法人岡山大学 https://www.okayama-u.ac.jp/ ◆概 要 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の技術統括監理本部を構成する組織の一つである総合技術部は、2026年2月2日、「総合技術部第88回医学系技術課 鹿田研修会」を本学鹿田キャンパスの基礎研究棟での対面とオンライン聴講のハイブリッド形式で開催しました。 今回の研修会は、本学技術職員(教育研究系技術職員、施設系技術職員、医療系技術職員)の一元組織である「岡山大学技術統括監理本部」のもと、岡山大学病院医療技術部検査部門と総合技術部医学系技術課とのコラボレーションとして企画されました。従来の教育研究系技術職員と医療技術職員の枠を超えた交流や情報交換等を行うことで、技術職員が新たな知識・技術等を修得し、能力や資質を向上させるとともに、組織の活性化を促進することを目的としました。 会の冒頭、技術統括監理本部の技術副総監を務める佐藤法仁副理事・副学長・上級URA・総合技術部本部長のあいさつから開式となりました。 佐藤技術副総監は、卓越した技能を持つ技術職員を大学法人としてしっかり育成するとともに、今回のように垣根を越えた場を設けることで新たな知見を得ることは大変重要である点、また、わが国の大学で初めて運用している「名誉技監」の称号もこれまでのキャリアの証明だけではなく、セカンドキャリアに生かせるように組織として後押しする点もあり、那須保友学長の強い思いのもと進められていることなどを紹介しました。また那須学長が医療現場でのコメディカルスタッフに支えられながら研鑽を積んだ経験から、「こうした場を通じて新しいノウハウを身につけ、互いの研鑽につなげていただきたい」と技術職員への活躍の期待を述べました。 続いて、「医療技術部・検査部門の業務紹介」をテーマに、東影明人技監(医療技術部部長・臨床検査技師長)が「検査部門紹介」について、青江伯規副臨床検査技師長が「遺伝子・ゲノム融合推進検査室の紹介」、飯尾耕治副臨床検査技師長が「微生物検査室の紹介」、信定さおり副臨床検査技師長が「生理検査室の紹介」の演題でそれぞれ講演を行いました。 医療技術部・検査部門では、岡山大学病院の医療現場において、検体検査から生体検査まで多岐にわたる診療支援業務を行っています。今回の講演では、各部門から、最新の遺伝子解析による迅速な診断体制、薬剤耐性菌への対策、さらには全国トップクラスの実績を誇る脳死判定業務など、高度な専門技術の現状について紹介しました。また、直接の接遇機会は限られるものの、「検体は患者さんの身体の一部である」という意識をスタッフ全員が共有し、日々の検査一つひとつを丁寧に行うことで正確な診断を支えているという、検査技師としての真摯な姿勢が示されました。 専門外の聴講者にも理解が容易な平易かつ丁寧な発表により、検査部門が医師の診断や治療方針の決定を支え、適切な医療を提供するための重要な業務を担っていることがよくわかる講演でした。 各発表後の質疑応答では、耐性菌への対策や専門検査室の見学希望、最新機器の活用方法等について、参加者から多数の質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。 本学総合技術部は、全学の技術職員の連携を深めるとともに、多様な研修プログラムを通して技術職員のスキルアップを図ることにより、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の研究・教育・臨床活動などのパートナーとして取り組みの強化を推進していきます。 また本学では、2022年度より東京科学大学が行っている高度技術職員養成の取り組みである「TCカレッジ」に参画しており、大学における技術職員の高度専門人材養成等を協働で実施しています。2023年度からは、本学はサテライト校として「医工系コース」を開講しており、強みのある分野を生かした取り組みを戦略的に推進しています。 今後も「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の採択大学であり、地域と地球の未来を共創し、社会変革を実現させる開かれた研究大学:岡山大学の絶え間ない変化と挑戦と、それを担う技術職員の活動にどうぞご期待ください。 本情報は、2026年3月3日に岡山大学から公開されました。 開会のあいさつをする佐藤技術副総監(副理事・副学長・上級URA・総合技術部本部長) 発表を聴講する様子 発表を行う東影技監(医療技術部部長 臨床検査技師長)(左)と青江副臨床検査技師長 (右) 発表を行う飯尾副臨床検査技師長(左) と信定副臨床検査技師長(写真右) ◆参 考 ・岡山大学総合技術部 https://techall.okayama-u.ac.jp/ ・岡山大学病院医療技術部 https://okay