産後ケアは、ママと赤ちゃんだけのものなのでしょうか。 八王子市で産後ケアを行う「助産院ともこさんち」は、2026年7月1日より、クラウドファンディング「パパも、ひとりにしない。家族まるごとの産後ケアを八王子へ」を開始します。 目標金額は100万円。期間は2026年7月1日から7月31日までです。 集まった支援金は、行政助成の対象外となっている父親の産後ケア利用費を軽減する「パパ産後ケア応援資金」として活用します。 同日、助産院ともこさんちは八王子市明神町へ移転。新しい場所で、ロング通所型産後ケア、将来的な宿泊型産後ケア、親子イベント、育児相談などを拡充しながら、パパも安心して来られる産後ケアの場づくりを進めていきます。 パパの参加率は、0%から64.3%へ。現場では、家族で受ける産後ケアが広がり始めています 助産院ともこさんちでは、これまで7年以上にわたり、「温泉施設での産後ケア」等パパも一緒に参加できる産後ケアプログラムを行ってきました。 その中で見えてきたのは、ひとつの大きな変化です。 2024年12月、産後ケアプログラムへのパパ参加率は0%でした。 しかし、2026年4月には64.3%にまで増加しました。 「妻とゆっくり過ごすことができました」 「日頃の子育ての悩みや困りごとを相談できて、安心できました」 「夫婦で休めるサービスはあまりないので、いつも楽しみにしています」 そんな声が、少しずつ増えています。 パパがそこにいて、一緒に赤ちゃんのことを考える。 ママが少し息をつける。 夫婦で、これからの暮らしを話せる。 それだけで、ママの表情がふっとやわらぐ場面を、私たちは何度も見てきました。 でも今、パパは制度の外にいます 現在の産後ケア制度は、基本的にお母さんと赤ちゃんへの支援を中心に設計されています。 お母さんと赤ちゃんは、行政助成によって産後ケア利用料の多くが補助されます。 一方で、パパが一緒に赤ちゃんのお世話を学ぶこと、助産師に相談すること、夫婦で産後の生活について考えることは、まだ制度の中に十分位置づけられていません。 そのため、パパが産後ケアに参加する場合、その費用はご家庭の自費負担となります。 「本当は一緒に来てほしい」 「パパにも赤ちゃんのお世話を知ってほしい」 「夫婦で話す時間がほしい」 そう思っていても、費用が壁になってしまうご家庭があります。 この壁を、地域の応援で少しでも低くしたい。 それが今回のクラウドファンディングです。 パパ支援は、父親教育ではありません。家族を守るケアです 私たちが目指しているのは、パパに完璧な育児を求める場所ではありません。 わからないことを、わからないと言える。 赤ちゃんのお世話を一緒に練習できる。 ママの心身の変化を、隣で知ることができる。 夫婦で、これからの生活について話せる。 疲れたとき、少し立ち止まれる。 そんな場所です。 パパが赤ちゃんのお世話を知ることは、ママが安心して休める時間につながります。 パパが相談できることは、家庭の中で孤立する人を減らすことにつながります。 パパが産後の大変さを知ることは、夫婦で育児を抱える土台になります。 パパを支えることは、ママを支えること。 そして、赤ちゃんを守ることです。 支援金の使い道 今回集まった支援金は、READYFOR手数料およびリターン対応費を除き、「パパ産後ケア応援資金」として活用します。 施設整備費ではなく、制度の外にいるパパが産後ケアにつながるための利用費補助に使います。 主に想定している支援は、以下の2つです。 1. ママの産後ケアにパパも一緒に参加する「パパ同席支援枠」 ママと赤ちゃんの産後ケアにパパも参加し、助産師と一緒に、赤ちゃんのお世話、授乳や育児の相談、夫婦の役割分担、帰宅後の生活の整え方などを考える時間です。 想定利用料は、1回6,000円程度です。 応援資金により、この費用の一部または全額を補助します。 2. パパが単独で産後ケアを利用する支援 ママの体調不良や再入院、パパの育休取得、ひとり親家庭など、パパ自身が赤ちゃんのお世話を担う必要が高い場合に、助産師へ相談したり、赤ちゃんのお世話を練習したり、休息を取ったりできる支援です。 想定料金は、ショート2時間13,000円、ロング6時間以内30,000円です。 必要性の高いご家庭に対して、利用費の一部補助を行います。 クラウドファンディング概要 プロジェクト名: パパも、ひとりにしない。家族まるごとの産後ケアを八王子へ 実施期間: 2026年7月1日〜2026年7月31日 目標金額: 100万円 実施者: 青木智子/助産院ともこさんち 代表 資金使途: 行政助成の対象外となっている父親の産後ケア利用費補助 クラウドファンディングページ: htt