イベントページ:https://sapporo-community-plaza.jp/event_scarts.php?num=5115 ◎ アーティスト・永田康祐による新作映像作品の展覧会 ◎ 「リジェネラティブ」をテーマに北海道各地をリサーチし、再生可能エネルギーやAIに着目 ◎ アートとサイエンスの領域を横断・融合する、北海道大学CoSTEPとの連携事業 SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクトとは 札幌文化芸術交流センター SCARTSと北海道大学CoSTEPが協働し、若い世代のアートとサイエンスに対する探究心や感性を養うことを目的としたプロジェクト。 社会的に関心の高い科学的トピックから設定されたテーマを出発点として、アーティストが自身の関心領域に引き付けリサーチを重ね、表現に結びつけます。その新たな視点や価値を見出す過程をともに体験する成果展やトークイベント、ワークショップを実施しています。 テーマ「リジェネラティブ」とは 「リジェネラティブ(環境再生)」とは、人間の働きかけによって自然が本来持つ再生力を引き出し、環境をより良い状態へと育んでいこうとする考え方です。この考えは、農業や漁業、林業といった一次産業の分野を中心に広がっています。環境への負荷を減らしながら現在の状態を維持しようとする「サステナブル(持続可能)」に対し、リジェネラティブは自然環境の回復や再生を目指す点に特徴があります。人と自然の関係を見つめ、より豊かな循環を生み出していこうとする考え方として注目されています。 永田康祐の探究 北海道は豊かな自然に支えられた地域である一方で、気候変動や人口減少、エネルギーをめぐる課題にも向き合っています。近年、風力発電をはじめとする再生可能エネルギーの導入が進む一方、AIや情報産業の発展を背景に、データセンターによる膨大な電力消費も拡大しています。 永田康祐は、「リジェネラティブ」を出発点に、風力発電の風景やエネルギー生産の現場に注目しながら、消費と生産、都市と地方、経済活動と環境保護の関係性についてリサーチ。情報社会を支えるエネルギーのあり方と、その背後にある現代社会の構造を映像作品として提示します。 道内各地でリサーチを行う永田康祐風力発電建設予定地だった場所で撮影をする永田康祐 参考:Purée , 2020(永田康祐 過去作品より) 招聘アーティスト 永田康祐(Kosuke Nagata) アーティスト 1990年愛知県生まれ、神奈川県を拠点に活動。自己と他者、自然と文化、身体と環境といった近代的な思考を支える二項対立、またそこに潜む曖昧さに関心をもち、写真や映像、インスタレーションなどを制作している。近年は、食文化におけるナショナル・アイデンティティの形成や、食事作法における身体技法や権力関係、食料生産における動植物の生の管理といった問題についてビデオエッセイやコース料理形式のパフォーマンスを発表している。主な個展に「イート」(gallery αM、東京、2020)、グループ展に「見るは触れる 日本の新進作家 vol. 19」(東京都写真美術館、2022)、あいちトリエンナーレ(愛知県美術館、2019)など。 ウェブサイト:knagata.org 関連イベント アーティストトーク 2026年7月12日(日)10:30~12:00 会場:SCARTSモールC(札幌市民交流プラザ2階) 登壇者:永田康祐 ほか 参加無料、予約不要、誰でも参加可能 アーティストと研究者が登壇し、成果展で発表する作品の制作プロセスや、リサーチでの対話を通して得た気づきを紹介します。異なる専門領域が交差するなかで生まれた文化的・知的価値を、トークセッション形式で紐解いていきます。 ワークショップ Letter to F~未来のエネルギーへの手紙~ 2026年7月12日(日)13:00~15:00 会場:SCARTSモールC(札幌市民交流プラザ2階) 企画:北海道大学CoSTEP 参加無料、要事前申込 申込フォーム:https://business.form-mailer.jp/fms/8b778c2a353432 自分だけの小さな未来を作ってみませんか。遠い未来の話をどう考えたらいいのでしょう。 このワークショップでは未来を空想するのではなく、実際の人々の暮らしや社会を「想像」するため、未来と日常や社会をつなげるカードを使って具体的に考えていきます。そして50年後の未来、自分の望むエネルギーの使い方について、未来の自分に短い手紙を書いていきます。 SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト 展覧会 永田康祐「風を掘る」 日時:2026年7月10日(金)~ 7月20日(月・祝)10:00~17:00