2026年盛夏、日中友好会館美術館では、宇宙から読み解く新たな視点で、シルクロードの東西に広がる古代文明の謎に迫る展覧会「宇宙考古学から見たシルクロードの西と東展」を開催します。本展では、宇宙考古学の最先端の研究成果をもとに、衛星観測で解明された古代文明の知られざる姿を、ストーリー性とエンターテインメント性を交えてわかりやすく紹介します。さらに、当時の様子を伝える古代遺物やその複製品の展示を通じて、来館者に知識と美的関心を広げ、中国・エジプト文明への理解をより一層深める機会を提供します。 ◎開催概要 【展覧会名】 宇宙考古学から見たシルクロードの西と東 【会 期】 2026年7月18日(土)~8月16日(日) 【主 催】 公益財団法人日中友好会館、東海大学情報技術センター、淑徳大学 【協 力】 株式会社清水書院 【後 援】 外務省、中華人民共和国駐日本国大使館、中国文化センター、(公社)日本中国友好協会、日本国際貿易促進協会、(一財)日本中国文化交流協会、日中友好議員連盟、(一財)日中経済協会、(一社)日中協会、(一財)日本アジア共同体文化協力機構、 【会 場】 日中友好会館美術館 (東京都文京区後楽1-5-3) 【開館時間】 10:00~17:00 【休 館 日】 月曜日 ※7/20(月祝)は開館、7/21(火)は休館 【入 館 料】 無 料 【アクセス】 ・都営大江戸線「飯田橋」C3出口より徒歩1分 ・JR総武線「飯田橋」東口より徒歩7分 ・地下鉄東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」A1出口より徒歩7分 【本展URL】 https://jcfcmuseum.jp/events/event/2026-04/ ◎展示構成 8つのテーマに分けて展示 テーマ❶:宇宙考古学とは 宇宙からの観測技術を考古学に応用した。衛星が捉えられた近年の地球の姿を歴史学的な知見や考古学資料と融合させながら理解することで、遺跡の分布や古環境を広域的かつ長期的視点で理解する応用研究を宇宙考古学という。 テーマ❷:秦の始皇帝陵を探る 中国を最初に統一した始皇帝の陵墓は現在まで残されている。その周辺からは8000体にものぼる兵馬俑が発見されたが、始皇帝が埋葬された地下宮殿はまだ発掘されていない。衛星画像から地下宮殿の謎に迫る。 テーマ❸:秦帝国の空間を探る 秦帝国は巨大な領域を持っていた。万里の長城の万里(5千キロ弱)は帝国の東西の大きさを物語っている。秦は都咸陽を中心に南北、東西の軸線を意識していた。東の海に東門を設けた文献の記録を衛星画像から検証した。 テーマ❹:古環境を探る 始皇帝が不老不死の薬を求めて崑崙山に使者を遣わせたことが黄河の源流にある岩に刻まれていたことがわかった。その西方の刻石と、東方の泰山刻石、琅邪台刻石を比較してみよう。崑崙の西王母伝説も漢代の画像石から探る。 テーマ❺:衛星から俯瞰するシルクロード 衛星データと標高データをコンピュータで画像処理した大型衛星画像図「シルクロードサテライトマップ」を制作した。ローマから奈良までをカバーする高精細衛星画像をベースに、シルクロードの都市、遺跡、ルートを重ねた5mの大型画像図によってシルクロードを俯瞰してみよう。 テーマ❻:衛星画像の解析 東海大学情報技術センターは、開設以来50年以上にわたって宇宙からの地球観測やデータ解析、自然科学系の研究開発など、画像情報工学における先導的役割を担ってきた。このコーナーでは、衛星データの考古学的応用をはじめ、情報技術センターで実施されている画像情報の応用研究や調査成果を4K映像などで紹介する。 テーマ❼:古代エジプト遺跡の発見 東海大学情報技術センターと早稲田大学エジプト学研究所は、衛星データと古環境理解によって、古代エジプト遺跡を発見した。衛星データによって道の遺跡の位置を特定し、遺跡の発見と発掘に成功した例は本例がエジプト学史上初めてである。 テーマ❽:東海大学エジプトコレクション 東海大学エジプト及び中近東コレクション(略してAENET)は故鈴木八司東海大学名誉教授のご遺族より2010年に寄贈を受けた。古代エジプトやイスラーム関連の遺物約6千点と、写真や拓本など約1万5千枚、学術図書約6千冊は現在では東海大学文明研究所と図書館に収蔵されており、今回の展示ではその一部を公開する。 ◎特別公開 東海大学エジプトコレクションおよび淑徳大学書学文化センターコレクションの収蔵品から選りすぐられた貴重な作品を展示。 ミイラ棺蓋部分 東海大学文明研究所所蔵ターウェレト夫人のウシャブティ 東海大学文明研究所所蔵コプト布(アップリケ) 東海大学文明研究所所蔵 西王母伝説画像石 淑徳大学書学文化センター 所蔵泰山刻石 淑徳大学書学文化センター 所蔵中国陶磁(青花) 東海