公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を(東京都中央区、代表理事:大住 力)は、2026年6月20日(土)から22日(月)の3日間、東京において「ウィッシュ・バケーション@東京 2026」を実施しました。 難病を患うお子さんとそのご家族を、滞在・体験・食事のすべてを無償でご招待するこのプログラムは、東京ディズニーセレブレーションホテル ディスカバー棟を拠点に、えびす屋(浅草)、カリカチュア・ジャパン、浅草花月堂、大黒家の皆さまのご協力のもと実施されました。 費用は協賛企業・助成団体および寄付者の皆さまのご支援によりまかなわれています。 ■ 念願の東京ディズニーランドへ 6月21日(日)、2家族は朝からシャトルバスで東京ディズニーランドへ向かいました。 尾台さん家は5人家族。お父さん、お母さん、涼(りょう)くん・陸(りく)くんのお兄ちゃん2人と、難病を患う2歳の萌(もえ)ちゃん。大好きなワンワンとアンパンマン、そしてディズニーへの大きな期待を胸に、この日を迎えました。 佐々木さん家は、お母さんと6歳の一の羽(ひのわ)ちゃんの2人。今年4月に念願の小学校入学を果たした一の羽ちゃんは生粋のディズニーっ子。「プーさんのハニーハントに乗りたい」という夢を、この日ついに叶えることができました。夢のパレードも見て、レストランでは一の羽ちゃんと同じものを一緒に食べて、パレードのシンデレラに気づいてもらって、プーさんも来てくれた——佐々木さんのお母さんにとっても、忘れられない一日になりました。 ディズニーランドならではの思い出も生まれました。陸くんはビッグサンダーマウンテンに並んだものの、ギリギリのところで「やっぱり辞めた!」。涼くんも同じだったと、お母さんが振り返ります。萌ちゃんはジャングルクルーズでカバが「がーっ」と出てきた瞬間、びっくりして泣いてしまったと自分から話してくれました。こうしたエピソードを語るたびに、みんなで「わはは」と笑い合いました。 夕方まで2家族それぞれが思い思いに園内を楽しみ、ともに大満足の一日となりました。 ■ 浅草が、温かく迎えてくれた 最終日の6月22日(月)は、浅草へ。 雷門に到着すると、えびす屋の皆さんが温かく出迎えてくださいました。その歓迎ぶりに、ご家族はびっくりした様子でしたが、その顔はすぐに笑顔へと変わっていきました。 仲見世通りをゆっくり歩きながら浅草寺へ。少し汗ばむ陽気の中、参道のお店でお土産を選んだり、浴衣に袖を通したり。一の羽ちゃんはここでおめかしをして、浅草の街を自分らしく楽しみました。浅草花月堂の名物メロンパンをほおばりながら、みんなで記念撮影。浅草寺ではおみくじを引いて、その内容を見せ合って笑い合う場面も生まれました。 萌ちゃんは仲見世通りを一生懸命自分の足で歩いて浅草を満喫。人力車に乗った瞬間、外で見送る涼くん・陸くんに向かって嬉しそうに手を振り、とびきりの笑顔を見せてくれました。ご家族は人力車で浅草の街を駆け抜けました。隅田川から吹いてくる涼しい風を感じながら、笑い声が響きました。 佐々木さんのお母さんも浅草は初めての訪問。浅草寺で願いを込めて御朱印を求めました。 「家族みんなで浅草を歩くのは初めてで、とても有意義な時間になりました」——尾台さんのお父さんが、そう話してくださいました。 お母さん同士も「みんなが歓迎してくれて、びっくりした」と、顔を見合わせていました。 この日、えびす屋をはじめ浅草でご協力いただいた皆さんの左腕には、赤いソコリキバッジが光っていました。会社も立場も違う、それぞれの方々。でも同じバッジが、ご家族との縁の中でつながっていることを静かに示していました。 「大丈夫、ひとりじゃない」――そのことを、バッジひとつが改めて教えてくれるようでした。 ■ カリカチュア・ジャパンで、2家族が大爆笑 カリカチュア・ジャパンさんでの似顔絵が仕上がった瞬間、2家族から大爆笑が弾けました。お互いの仕上がりを交換しながら見て、すっかり打ち解けた2家族。 笑いを共有することで生まれる、自然なつながり。ウィッシュ・バケーションならではの瞬間でした。 ■ ワンテーブルを囲んで 大黒家でのお開きの会。2家族とHope & Wishのスタッフが、ひとつのテーブルを囲みました。 同じテーブルで、同じ天丼を前に、ただ人と人として向き合う。これもウィッシュ・バケーションの大切にする時間です。 一の羽ちゃんはラプンツェルと同じ色の甚兵衛で参加。萌ちゃんが小さな小鉢で天丼をおかわりして食べる様子を、お父さんとお母さんが温かく見守っていました。そんなひと時を、みんながシェアしていました。 Hope & Wishを代表して伊藤より、言葉が贈られました。「皆さんに優しい時間をシェアできることが、明日を生きて