iPS 細胞による腎再生医療・創薬の研究開発を行うバイオベンチャー企業、リジェネフロ株式会社(本 社:京都府京都市、代表取締役:森中 紹文)は、J-KISS 型新株予約権の発行により、ファーストクローズとして総額12.2 億円の資金調達を完了いたしました。また、本調達における最終のセカンドクローズについても、現在進行中であり、最終的には合わせて17 億円の調達になる見込みです。本調達は、2026 年秋以降のシリーズC ラウンドを見据えた戦略的調達であり、臨床試験準備や研究開発のさらなる進展を図ることを目的としています。 ■資金調達の背景 当社は、未だ有効な治療法が確立されていない腎疾患に対して、革新的な医薬品・医療技術を届けることを使命に研究開発を推進してまいりました。 現在、当社の主要開発パイプラインである「RN‐014」は前期第二相(Phase 2a)臨床試験における LPLV(Last Patient Last Visit:最終被験者最終観察)を迎え、実用化に向けた重要なマイルストーンを達成いたしました。RN-014 は、iPS 細胞由来ADPKD 疾患モデルによるスクリーニングから同定された低分子治療薬であり、現在Phase 2a 臨床試験のデータ解析が進んでいます。さらに、次に続くパイプラインであるiPS 細胞由来腎ネフロン前駆細胞を用いた再生医療「RN‐032」についても、非臨床試験の開始に向けたプロセス開発を完了し、次なる成⾧ステージへ移行する計画です。これら主要パイプラインの着実な進展を加速させ、さらなる企業価値向上と次世代の医療イノベーション創出を実現するため、この度の資金調達を実施いたしました。 ■ 今後の展開と資金使途 今回調達した資金は、主に以下の4つの重点項目に充当し、事業成⾧をより確固たるものにしてまいります。 「RN‐014」の価値最大化とライセンス活動の推進 前期第二相(Phase 2a)臨床試験の成果を踏まえ、RN‐014 のライセンスアウト活動を本格化させるとともに、本剤のポテンシャルを最大限に引き出すための研究開発を推進します。 「RN‐032」の非臨床試験に向けた体制拡充 プロセス開発が完了したRN‐032 について、速やかに非臨床試験へと移行するための開発資金を拡充し、次期臨床試験への足がかりを築きます。 腎臓領域における次世代基礎研究・臓器再構築プログラムの推進 将来的なRN‐014 の後継品開発や、次世代腎再生医療技術をはじめとする最先端の基礎研究プログラムを推進します。将来的には、人工透析患者の減少や国の医療費負担の軽減といった「社会的課題の解決」に大きく貢献することを目指します。 研究開発および事業拡大を支える優秀な人材の確保 上記の研究開発および臨床開発を迅速かつ的確に統括・推進するため、専門性の高い研究者や開発・事業開発人材の採用・確保を強化します。 当社は、今回の資金調達を通じて、パイプラインの価値最大化と強固な経営基盤の確立を両立させ、患者様や医療現場、そして社会全体に貢献するバイオベンチャーとして躍進を続けてまいります。 ■本資金調達における投資家一覧(五十音順) Arcus South East Asia 株式会社京信ソーシャルキャピタル 京都大学イノベーションキャピタル株式会社 JIC ベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社 ジャフコ グループ株式会社 スパークス・アセット・マネジメント株式会社 地域ヘルスケア産業活性化基盤株式会社 中信ベンチャーキャピタル株式会社 DCI パートナーズ株式会社 東邦ホールディングス株式会社 BA7 Venture Capital CORP 三菱UFJ キャピタル株式会社 ■リジェネフロ代表取締役CEO 森中紹文からのコメント 今回の資金調達は、RN-014 の事業化とRN-032 の開発加速に向けた重要なマイルストーンです。 今回ご支援いただいた投資家のみなさまには、当社の目指す未来とこれまでの進捗をご評価いただき、 心より感謝申し上げます。 RN-014 はPhase 2a 試験のLPLV を迎え、RN-032 も次の開発ステージへと進みつつあります。当社 は、iPS 細胞技術を活用した革新的な医薬品・再生医療を通じて、腎疾患領域におけるアンメットメ ディカルニーズの解決に挑戦してまいります。 今後も患者さま、医療関係者、投資家のみなさまの期待に応えるべく、事業価値と社会的価値の双方の創出に取り組んでまいります。 ■参加投資家からのコメント(五十音順) [京都大学イノベーションキャピタル株式会社 執行役員 河野 修己氏] リジェネフロは、社会的必要性が極めて高い腎臓の難病に対する新規治療薬の実用化に取り組んでいるスター