永続ライセンス中心の販売から継続収益型ビジネスモデルへ移行し、収益の創出機会を拡大 クラウド/オンプレミス双方に対応する柔軟なライセンス提供と、IP保護を実現 ライセンス運用を標準化し、従来型の管理から作業負荷が大きく軽減 タレスは、同社のソフトウェア収益化ソリューションSentinelの導入事例として、板金業界向けCAD/CAMソリューションを開発・提供する株式会社キャドマック(以下、キャドマック)が、ビジネス課題の解消、ビジネス拡大に向けた基盤強化を実現したことをお知らせします。キャドマックはSentinelにより、従来の手作業中心のライセンス運用を刷新し、サブスクリプションやアドオンを含む高い拡張性を持つライセンス運用と収益モデルの構築を実現しました。これにより、ソフトウェア提供をより柔軟かつ迅速に実施することが可能になっています。 キャドマックについて キャドマックは1993年の設立以来、板金業界、産業オートメーション企業向けにCAD/CAMソリューションを提供しています。同社の主なソフトウェアにはMACsheet BBX、TouchPocket、DataPocketがあり、中小規模の製造業者が2D・3D設計データをもとに、板金の切断や曲げ加工を効率的に行える環境を支援しています。現在、直接販売と約50社のパートナーを通じて3,000社の顧客にサービスを提供しており、専門性の高い製造分野において確固たる地位を築いています。 導入の背景:従来型ライセンスモデルの限界に直面 キャドマックのソフトウェアは、クラウドおよびオンプレミスの双方の環境で導入されています。一方、従来の売り切り型の永続ライセンスを中心とした仕組みは、事業拡大に伴う運用面・商業面の拡張性に追い付いていない状況がありました。また、外部の開発パートナーがライセンスの生成・管理を手作業で行っていたため、ライセンス有効化に現場への訪問対応が必要となる場合があり、製品提供までに数日から数週間の遅延が発生することもありました。加えて、ライセンス使用状況の可視化、ユーザーが求める即時アクセスへの未対応、リバースエンジニアリング防止や不正使用への対策強化も重要な課題となっていました。 Sentinelによってライセンス管理を再構築、収益保護と拡大し、顧客体験も向上 こうした課題に対応するため、キャドマックはタレスが提供するクラウドホスト型のライセンス基盤であるSentinelを採用し、ライセンス基盤には Entitlement Management System as a Service(EMSaaS)が導入されました。Sentinel EMSaaSは、Sentinel Licensing Development Kit(LDK)および、リバースエンジニアリング、改ざん、海賊版、不正ライセンスからソフトウェアを保護するSentinel Envelopeを含む包括的なソリューションを提供し、柔軟かつセキュアであることが特長です。 Sentinelの導入により、キャドマックは製品ポートフォリオ全体でライセンス運用を標準化し、サブスクリプション、機能別アドオン、オンライン/オフライン双方に対応したハイブリッド有効化など、複数のライセンスモデルを提供できるようになりました。現在、同社は800件以上のライセンスアクティベーションを管理しており、それぞれが基本製品と複数のアドオンに対応しています。これにより、キャドマックの顧客ニーズそれぞれに合わせた柔軟な製品の導入提案を可能にするとともに、アップセル、クロスセル、更新といった新たな収益機会の創出にもつなげています。 また、顧客側ではライセンスをより迅速に有効化できるようになり、導入遅延の解消と生産性向上が実現しました。ポータルを通じたセルフサービスにより、ユーザー自身がオンラインでライセンスを管理できるようになったほか、オフライン環境が求められる製造現場にも対応できる柔軟性を確保しています。将来的には、社内プロセスの自動化、クラウドベースライセンスの活用も視野に入れています。 ©Thales 株式会社キャドマック 開発部 部長 渡邉 光行氏は次のように述べています。 「これまでのようにライセンスを個別に手動でインストールする必要はなくなり、現在はライセンスを直接配布し、ユーザー自身がオンラインで自律的に管理できるようになりました。オンライン・オフラインを選択できることで、柔軟性に対するニーズにも応えています。Sentinelは、現在の事業成長だけでなく、当社のソフトウェアビジネスを高度化し、将来のビジネス拡大を支える基盤です」 タレスのソフトウェア収益化部門 バイスプレジデント Damien Bullotは次のように述べています。