人材獲得競争の激化や働き方の多様化により、人事部門に求められる役割は拡大しています。一方で 、人事担当者の業務は複雑化しており、生産性向上や業務効率化は重要な課題となっています。「人 に寄りそう合理化で、世界をもっと自由に、もっとゆたかに。」をビジョンに、日本のビジネス界の 生産性向上に取り組むゴウリカ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:岡本 賢祐、以下ゴウ リカ)は、日本の大企業に勤務するビジネスパーソン(従業員数1,000人以上)を対象に、「業務時 間の使い方と生産性に関する調査」を実施しました。今回は調査結果の中から、人事職にフォーカス し、業務時間の使い方や生産性に関する実態を探りました。 調査の結果、人事部門では業務時間の52.5%をノンコア業務が占めており、その中でも「専門的定型 業務」の割合が29.0%と調査対象職種の中で最も高いことが明らかになりました。一方で、人事職の 46.8%は専門的定型業務を「本来は標準化され同じ結果になるべき業務」と認識しており、多くの業 務に効率化や標準化の余地があると考えられています。 また、人事職の83.5%が専門的定型業務における「学習・修正コスト」を感じているほか、87.5%の 管理職が部下のコア業務時間を増やしたいと回答しており、現状の業務負荷に対する課題意識の高さ もうかがえます。 こうした背景から、人事職の61.9%が専門的定型業務の削減には「仕組み化」が必要と回答しました 。さらに、81.3%が「専門家や外部ツールに任せた方が合理的」と回答し、79.1%が専門チームへの 業務切り出しを支持するなど、外部リソースやテクノロジーを活用した業務効率化への期待も高い結 果となりました。 これらの結果から、人事部門では専門的定型業務の負担軽減とコア業務へのシフトに向け、標準化・ 仕組み化と外部活用の必要性が強く認識されていることがうかがえます。 ■本調査結果のサマリー ・人事職は専門的定型業務の割合が最も高く、業務時間の半分以上がノンコア業務 人事職の業務時間の52.5%はノンコア業務が占めており、そのうち専門的定型業務は29.0%と調査対 象職種の中で最も高い結果となった。人事部門では、本来注力すべき戦略業務以外に多くの時間が費 やされている実態が明らかになった。 ・人事職の約6割が専門的定型業務は標準化可能と認識 人事職の46.8%が専門的定型業務を「本来は標準化され同じ結果になるべき業務」と回答した。また 、「特別なスキルは不要であり、時間をかければ誰でもこなせる業務」を含めると63.3%に達してお り、多くの業務に標準化や効率化の余地があると考えられていることが分かった。 ・人事職の8割超が学習・修正コストを実感 管理職の87.5%はコア業務時間の拡大を希望 人事職の83.5%が専門的定型業務において調べ物や手戻りなどの「学習・修正コスト」を感じている と回答した。また、人事管理職の87.5%が部下のコア業務時間を増やしたいと回答しており、専門的 定型業務に伴う負担軽減が重要な課題となっていることがうかがえる。 ・人事部門では仕組み化・専門家活用・外部リソース活用への期待が高い 人事職の61.9%が専門的定型業務の削減には「仕組み化」が必要と回答した。さらに、81.3%が「専 門家や外部ツールに任せた方が合理的」と回答し、79.1%が専門チームへの業務切り出しを支持する など、人事部門では業務を抱え込まず、外部リソースやテクノロジーを活用しながら効率化を進めた いという意向が強いことが明らかになった。 今回の結果から、人事部門では専門的定型業務の負担や学習・修正コストが大きな課題となる一方、 標準化・仕組み化や外部活用による解決を強く志向していることが分かった。人的資本経営への期待 が高まる中、人事部門がより戦略的な業務へ注力するためには、専門的定型業務の効率化と最適な業 務分担が重要なテーマになっていることがうかがえる。 各業務の定義(本調査における区分) 【1】就業時間の半分以上がノンコア業務 人事職は他職種と比べ専門的定型業務の割合が最も高い ビジネスパーソンの業務時間の構成を分析したところ、「コア業務」は48.8%、「専門的定型業務」 が25.7%、「定型業務」が25.5%となりました。「専門的定型業務」と「定型業務」を合わせたノン コア業務は51.2%を占めており、就業時間の約半分が、本来注力すべき付加価値の高い業務以外に費 やされている実態が明らかになりました。 人事職に着目すると、「コア業務」は47.5%、「専門的定型業務」は29.0%、「定型業務」は23.5% という結果となりました。ノンコア業務全体の割合は52.5%と全体平均(51.2%)と大き