ベンチャーキャピタル事業を行うアニマルスピリッツ合同会社(代表パートナー:朝倉祐介)は、2026年4月30日付で2号ファンド「アニマルスピリッツ26投資事業有限責任組合」を設立したことをお知らせいたします。今回の2号ファンドでは、1号ファンドの投資活動を通じて得た知見をもとに、日本のスタートアップ市場に適した「規律ある中型ファンド」という運用方針を掲げています。 当社は2023年に設立した1号ファンドにおいて、「未来世代のための社会変革」を投資テーマに掲げ、シード・アーリーステージを中心に27社へ投資を行ってまいりました。これまでに株式会社バトンズの株式上場、ミチビク株式会社のM&Aなど3件のExitを実現し、投資先各社の成長を支援してきました。 近年、国内外ではベンチャーキャピタルの大型化が進んでいます。一方で、日本のスタートアップ市場は、上場時の時価総額や流通株式の規模といった観点で、米国市場とは異なる固有の構造を有しています。私たちが目指すのは、大きな産業を生み出すスタートアップを創出し、「未来世代のための社会変革」を牽引することです。この使命を継続的に果たしていくためには、ファンドとして持続的にリターンを生み出すことが不可欠です。そのためには規模の拡大を目的とするのではなく、投資規律と支援品質を両立できる適正規模を維持することが重要であると私たちは考えています。 そうした考えのもと、1号ファンド(約63億円)に続き、2号ファンドでも規律ある中型規模を維持すべく、目標ファンドサイズを60〜80億円に設定いたしました。大型化による投資規律の希薄化を避けながら、起業家が挑戦を続けるために必要な資本供給能力を確保し、起業家と継続的に向き合い、必要なタイミングで十分なリスクマネーを供給、一社一社に深く関与できる体制を維持します。 投資対象は引き続きシード・アーリーステージを中心とし、「国を守る」「フロンティアを拓く」を主要テーマに据えます。労働力不足や高齢化、事業承継といった日本社会が抱える構造課題の解決に取り組む事業や、宇宙・AI・ロボティクスなど新たな産業の創出に挑む技術領域への投資を進めてまいります。 アニマルスピリッツは今後も、起業家に最も近い立場で伴走する「事業家目線の投資家」として、未来世代のための社会変革を牽引するスタートアップの創出に取り組んでまいります。 ■代表パートナー・朝倉祐介 コメント 上場企業やスタートアップの経営に当事者として携わってきたなかで私が実感しているのは、起業家に本当に必要なのは、適切なタイミングで届く十分なリスクマネーと、資金調達やM&A・IPOといった抜き差しならない局面で力になれる存在であるということです。世界中の誰よりも自社事業を考え抜いている起業家に対して、外部の人間である私たちが本質的な価値を発揮できるのは、知見の差が大きい領域や、岡目八目であるが故の示唆に絞られます。 東証グロース市場の改革が進み、上場後の成長と投資リターンがこれまで以上に問われる今、投資規律を保ち、一社一社に深く向き合うことが求められています。 アニマルスピリッツは、自身も起業と自社売却を経て上場企業の再建を担った私と、財務戦略のプロフェッショナルとしてM&Aに取り組んできた荒木を中心に、事業と財務の両面から投資先に関与しています。IPOはもちろんM&Aも含めた出口まで、「事業家目線の投資家」として、ベンチャー投資に取り組んでまいります。 ■投資テーマと領域例 シード・アーリーステージのスタートアップ全般を投資対象とし、「未来世代のための社会変革」に資する領域に投資してまいります。具体的には以下のような事業・技術を想定しています。 【国を守る】日本が抱える社会課題の解決 労働力不足・生産性の停滞 超高齢社会 事業承継・地方経済・社会的孤立 インフラ老朽化・防災 【フロンティアを拓く】日本の技術力の産業化 AI・ロボティクス(フィジカルAI) 宇宙 エネルギー・脱炭素 半導体・先端素材 また、初回投資以降もフォローオン投資を実行いたします。 ■GPプロフィール 朝倉 祐介 (代表パートナー) 競馬騎手養成学校を経て東京大学法学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。その後、大学在学中に設立したスタートアップ・ネイキッドテクノロジーに復帰し、代表に就任。ミクシィ社への売却に伴い同社に入社後、代表取締役社長兼CEOに就任。業態転換による同社の事業再生・再成長を牽引した後、スタンフォード大学客員研究員等を経て、IPO後も継続成長するスタートアップの創出をテーマにシニフィアンを創業。同社を通じてグロースキャピタル「THE FUND」を設立し、SmartHRやタイミー、アストロスケールをはじめとしたレイトステー