「自立型人材のキャリア育成」を軸に転職支援・キャリア支援事業を展開するアクシス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:末永雄大)は、自社のキャリアコーチングサービス「マジキャリ」申込者を対象とした独自アンケート調査の結果を発表します。 本調査の回答者のうち、申込時点でエージェントや自力での転職活動をすでに行っていた人は約7割(67.8%)に上ります。転職に向けて動き始めていたにもかかわらず解決しなかった課題——その正体が『自己理解』でした。 キャリア相談者の87.5%(10人に約9人)が、年収や待遇などの「条件」ではなく、「やりたいこと・強み弱み・キャリアの軸」といった「自己理解」に課題を抱えていることが明らかになりました。 一方、条件面のみを課題とする人は12.5%(10人に約1人)にとどまっています。 調査概要 実施主体:アクシス株式会社 自社調査 調査対象:マジキャリセッション申込時アンケート 調査方法:複数選択 有効回答数:1,700件超 調査期間:2025年2月〜2026年6月 備考:本データは特定の条件を満たした有効回答のみを抽出・集計したものです。 調査結果の詳細 1. キャリア相談者の約9割(87.5%)が「自己理解」に課題 キャリアに関する悩みを分類した結果、「自己理解・キャリアの軸」に関する課題を抱える層が全体の87.5%に上りました。 「より良い条件の求人」など「条件・手段」に課題を抱える層は56.3%にとどまり、自己理解への課題感が31.2ポイント上回っています。 2. 「やりたいことが分からない」が条件系トップを上回り最多 自己理解に関する課題の内訳を見ると、以下の通りです。 【自己理解系】 やりたいことが分からない:56.0%人 強み・弱みを根本から理解したい:52.7% キャリアの軸を定めたい:35.0% 【条件系(比較)】 より良い条件の求人を探したい(条件系最多):36.8% 「やりたいことが分からない」(56.0%)は、条件系で最も割合が高い「より良い条件の求人を探したい」(36.8%)を19.2ポイント上回り、全項目中最多です。 3. 「自己理解だけ」が課題の層は「条件だけ」の約3.5倍 課題の所在を「自己理解だけ」「条件・手段だけ」「両方」の3区分で重複なく分類した結果は以下の通りです。 自己理解だけが課題:43.7% 両方が課題:43.8% 条件・手段だけが課題:12.5% 上記の通り、「自己理解だけが課題」とする層は、「条件・手段だけが課題」とする層の約3.5倍に達しています。 さらに「両方が課題」とする層を合わせると、全体の87.4%が自己理解に関わる課題を抱えています。 求職者は決して年収や待遇を無視しているわけではなく、「まずは自分の軸となる自己理解を先行して整理したい」という思考の順序にあることがデータから読み取れます。 年次別に見ると、自己理解に関する課題を抱える層の割合は2025年(2月〜12月)が86.7%、2026年上半期(1月〜6月)が88.8%となっています。 集計対象である直近約1年半のいずれの時期においても、一貫して8割半ばを超える高い割合を示しています。 この事実から、自己理解への悩みは特定の時期やトレンドによる事象ではなく、転職活動を始める多くの求職者が直面しやすい構造的な課題であることが読み取れます。 当社の見解 転職活動の「入口」と「本当の課題」のギャップ 転職を考え始めた人の多くは、まず求人サイトを開いたり、転職エージェントに登録したりするところから動き始めます。 「条件の良い求人を探す」ことが転職活動の出発点になっているのが現状です。 しかし、明確な基準がないまま「条件」だけで求人を探すことは、選考中の違和感や入社後の不一致を引き起こす最大の要因となります。 実際に本調査のデータでも、求職者が活動の途中でつまずく理由は「求人選び」そのものではなく、そもそも「自分が何を求めているか分からない」という自己理解の不足であることが明確に示されています。 当サービスの相談者は、最初から自己分析を目的としているわけではなく、「選考中の違和感」や「ミスマッチによる短期離職」といった実体験を経て行き詰まりを感じている層が多数を占めます。 そうした条件先行の転職活動を経た結果として、「やりたいことが分からない」(56.0%)や「強みや弱みを根本から理解したい」(52.7%)といった課題が過半数を占め、「より良い条件の求人を探したい」(36.8%)を大きく上回っている点が、本データが示す重要な事実です。 求人情報をいくら集めても、判断基準となる「自分の軸」がなければ選べない。 この構造的なギャップが、転職活動を動かしていても前に進めない人を生み出しています。 今後の展