よりそい防災株式会社(本社:福岡県久留米市、代表取締役:田中謙二)は、元救命士の経験を活かしてスタートした防災ブランド「YOKAREKASHI(ヨカレカシ)」の新たなプロジェクトを、2026年7月3日(金)よりクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて開始いたします。 本プロジェクトは、地域素材と福祉を結ぶ仕組みを将来的に全国へ共有していくための、最初のモデルケースです。「119番の枠外」にある大切な日常を守るために、避難所の尊厳を守る映像制作への支援と、地域の福祉避難所や指定避難所へ製品を直接届ける「一箱の支援」を同時に広く募ります。 【プロジェクト発足の背景】 「ケガや病気はない。だから119番の対象にはならない」 ――防災庁発足を控える今、浮かび上がる「119番の枠外」にある避難生活の尊厳とトイレの課題 救急救命士として119番通報の最前線に立ってきた代表・田中謙二の経験が、本プロジェクトの原点にあります。災害時、救急活動や医療支援の手が差し伸べられるのは、治療や搬送を必要とするケガや病気をするなど、一刻を争う状況に置かれた方々です。 一方で、体調不良を起こしていない状況において、救急車が呼ばれることはありません。 しかし、その「119番の枠外」にある日常、すなわちケガや病気はない状態で過ごす避難生活のなかには、厳然とした不都合や不自由という、目を背けられない現実が存在します。 特にその現実を強く突きつけられたのが、起業後に直面した能登半島地震でした。 ビニールハウスに身を寄せ合い、過酷な環境のなかで長引く不自由な避難生活を耐え忍ぶ人々の姿に直面した際、「生き延びた後の暮らしを、今度は確かな道具で守り抜く」という決意が確固たるものとなりました。 この現場の切実な教訓をもとに開発されたのが、15年保存の非常用トイレ『YOKAREKASHI』です。本製品はマクアケ非常用トイレ部門でのギネス記録樹立や「おもてなしセレクション2025」金賞受賞、「プレスリリースアワード2025」Best101選出など、全国の皆様から多くの応援と確かな評価をいただくプロダクトへと育っています。 折しも、2026年秋頃の「防災庁」発足を控え、国全体で防災備蓄のあり方や被災者支援の「質の向上」が叫ばれるいま、日本の防災は単にモノを揃えるフェーズから、避難生活における一人ひとりの『QOL(暮らしの質)と尊厳』を守るフェーズへと、大きな転換期を迎えています。 その「尊厳」に最も直結する空間でありながら、避難生活の質を左右する最大の課題となっているのが「トイレ(排泄)の環境」です。 現在、家庭での防災備蓄への意識が高まる一方で、新たな課題も浮かび上がっています。 それは、購入時の安心と実際の使用感における「大きなズレ」です。 先行プロジェクトのなかでは、生活者から「事前に非常用トイレを用意していたにもかかわらず、いざ有事の際に使用したところ、事前のイメージとは異なる『におい』などの深刻な問題に直面し、生活の維持や気力を削がれてしまう」という切実な声が複数寄せられました。 普及が進む一方で、実際の過酷な環境に耐えうる確かな性能基準が生活者に伝わりきっていない現状があり、有事の際に本来の安心を得られないケースが少なくありません。 こうした「購入時と使用時の間にある決定的なギャップ」に対し、同ブランドが事前に行ったアンケート調査(483名対象)では、一つの驚くべきデータが集まりました。実に91.7%もの方々が、「非常用トイレには、単なる安さではなく、防臭性能など内容が充実したものを選びたい」と回答。この結果は、目に見えない「119番の枠外」で多くの方々が抱えていた、切実な本音そのものでした。 この「品質と尊厳」を求める社会の声に実直に応えるため、同ブランドでは元救急救命士と元看護師の視点から、徹底的に品質を研ぎ澄ました非常用トイレを開発いたしました。 アンケートで最も深刻な課題として浮かび上がった「においの問題」に対し、特殊な5層構造フィルムによる驚異的な防臭力を実現。さらに、一般的な化学凝固剤だけでなく、徳島の豊かな森が育んだ「株式会社那賀ウッド」の高品質な杉木粉を配合することで、圧倒的な消臭・抗菌性を可能にしました。避難生活の空間へニオイを一切漏らさない、確かな機能性と自然へのこだわりが凝縮されたその品質は、福岡県久留米市のふるさと納税返礼品にも選定されています。 この徹底的な品質へのこだわりは、代表の田中が救急救命士時代、救急現場へ向かう車内で抱き続けてきた一つの「もしも」が原点にあります。 当時、田中は「AEDが各家庭にあれば、救える命がもっとあるのに」と痛感していました。いざという瞬間、身近に「信頼できる道具」があらかじめ用意されているかどう